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2021.09.22
秋の夜長に、優雅な花あそび
見る人を笑顔にする特別な力がある花。私たちの暮らしに欠かせないものです。夜が長くなり自宅で過ごすことが増えた今、旬の秋の花をキレイに飾り、充実した時間を過ごしませんか。
秋の夜長、少し肌寒くなってきてセンチメンタルな気分になりそうなこの時期。例えば、花を1本飾るだけで季節感を感じられたり、心が前向きに変わってくるのが実感できるはずです。
実際、「フラワーセラピー」といわれるように、花を見ると “癒しのホルモン” といわれるセロトニンなどが分泌されるといいます。単に鑑賞するだけではなく、その立ち姿や色、かたちなどを “愛でる” ことにより心が安定し、元気や喜びを得られます。
では、この時期どのような花を飾れば、お部屋を素敵に演出できるでしょうか。
一目惚れ必至!ユニークな実ものが旬。
秋は、春と並んで最もお花の種類の豊富な季節。フラワーアレンジメントに用いるなら、次々とインスピレーションが湧いてきそうな、「実もの」がおすすめです。薔薇を見ると優雅な気分になりますが、「実もの」は何故か楽しい気分になります。思わず指名買いしたくなるようなかわいいカタチや、鮮やかな赤や黄色といった心を弾ませる色に染まっているからでしょうか。
▪ ヒオウギ(写真:左)
花言葉は「誠意」「個性美」。ヒオウギ(檜扇)は、夏にオレンジ色の花が咲くアヤメ科の植物。花が終わった後にできる実は、花材として生け花などによく使われます。緑の袋状の形態がポップな感じで魅力的です。
▪ ヒペリカム(写真:右)
日本では古くから薬用として親しまれて来た植物です。6~7月頃の開花時期になると枝先に、黄色い梅に似た花をつけます。秋になると一転、赤やピンク色をしたかわいい実が楽しめます。この実がついている枝が、花束やアレンジメントなどに利用されます。
秋に愛でたい、個性を咲かせる花々たち。
代表的な秋の花といえばコスモスですが、お部屋に秋の気配を持ち込みたいのなら、シックな色合いや質感の「ケイトウ」などの花がおすすめです。実ものなどと一緒にアレンジに取り入れると、ぐっとオシャレ度が上がります。
▪ ケイトウ(写真)
「ケイトウ(鶏頭)」というだけあって“トサカ”のような見た目とベルベットのような質感が特徴。夏から秋にかけてピークをむかえる切花で、色はグリーン、レッド、ピンク、イエローと豊富です。
▪ フランネルフラワー
優しいオフホワイトのお花にシルバー調のふわふわとした手触りの葉っぱが特徴の、ウェディングブーケにも人気の花。ナチュラルなテイストのフラワーアレンジメントには欠かせない秋の素材です。
花瓶以外でも、こなれた感じでオシャレにアレンジ。
一輪挿しやミニブーケなどを花瓶に、そのまま飾るのも簡単でおすすめですが、新しいアレンジにチャレンジをしてみるのはいかがでしょうか。
例えば、「花手水(はなちょうず)」という、アレンジ方法。神社や寺院でお参りする前に手や口を清める『手水舎』を、花々で飾ることを指します。方法は実に簡単。花の根元で茎をカットし、水をはったボウルなどに浮かべるだけですが、花瓶に生けるよりも、自分好みのアレンジがしやすいのがポイントです。「こんなに茎を短くして平気?」と心配になるかもしれませんが、水の吸い上げがよく、花が長持ちする効果もあります。
今回、旬のお花やアレンジメントについて教えてくれたのが、ヒルトンプラザ イースト 地下1階にある〈サトウ花店〉。ヒルトンプラザ内の結婚式場におけるブライダルの装花、ブーケなどの制作をするほか、季節の花をシーンに合わせて、華麗にアレンジメントします。切り花や胡蝶蘭鉢、プリザーブドフラワーの販売、配送なども行っています。
▪ プリザーブドフラワー 税込 8,800円(写真)
サトウ花店(ホテルショップ/生花・鉢植え)
ヒルトンプラザ イースト 地下1階
※お問い合わせは TEL : 06-6343-0087
※掲載価格は、2021年9月現在のものです。