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2021.09.29
深まる夜、時が育むアートを
芸術の秋。夜のくつろぎの時間に、ご自宅でアートに触れてみるのはいかがでしょうか。作品が持つ独自の世界観や造形美に触れて感性を高めるのも、この時期ならではの贅沢な過ごし方になります。
秋は各地でアートにまつわるイベントが多く開催されます。穏やかで心地よく過ごせる季節だからこそ、作品に向き合ったりする心の余裕も生まれたりするのかもしれません。そして、アートは、暮らしの中でうるおいと安らぎをもたらす役割を担っています。日常的に触れることで「何が美しく、何が良いか」、という美意識を磨くことにもつながっていきます。
秋をきっかけに自分の好きな作家や作品を見つけて、美しく飾り、鑑賞するという習慣を深めていきませんか。
インテリアにも馴染む。
古き良きアンティークのある暮らしを。
ヒルトンプラザ イースト 3階において、アンティークやビンテージの古美術・絵画を扱う〈ギャラリー アーデル〉におすすめの楽しみ方を聞いてみました。
「アートとの楽しみ方は形式はなく、とにかく自由です。美術館やギャラリーなどで色々触れてみるのもいいですし、“おうちに飾ってみたいな”というように、お好みから入っていくのもおすすめです。」
最近では生活空間に彩りを与えてくれるアイテムとして、活用されているアンティーク(骨董)。高価な印象があるものの、実はお手頃な価格で手に入るものも多いといいます。職人による凝った装飾は、現代にない温もりが感じられ、インテリアにも意外と馴染みむのが魅力です。

高度な技法・美しい装飾に心を奪われる。
またとない芸術品たち。
アンティークといえば一般的に制作されてから100年以上時代をこえて現代に残り続けているものを指します。
ヨーロッパのものであれば、19世紀後半から20世紀初めのものが比較的、手に入りやすいといわれています。イギリスに目を向けると、黄金期と呼ばれたヴィクトリア王朝の時代。宝飾品の需要が急速に伸び、あらゆる工房が活性化することで、切磋琢磨の末、職人たちの技が磨かれました。今では再現ができないといわれるほど精緻な工芸品やジュエリーは、まさに小さな芸術品といます。
またトレンドとして、ここ数年、東アジアの美術品が注目を集めています。中国では、明や宋、清王朝の時代のものがコレクターに人気。日本に目を向けると、明治時代の外貨獲得のために、海外に輸出していた頃の「薩摩焼」などの陶磁器や金属工芸品が旬。特に陶磁器は、超絶技巧を極めた綿密な絵付けに心奪われます。
▪ エドワディアン プラチナダイヤネックレス 税込 792,000円(写真)
イギリスのエドワード朝時代のネックレス。この頃から、ジュエリーのモチーフはダイヤモンドが主流に。また技術革新によりダイヤモンドをプラチナの繊細な細い爪でとめることが可能になりました。現在に伝わる宝飾品のデザインや技法の多くは、この時代に完成を見たとされています。

とっておきの一本を開ける瞬間にふさわしい。
アートなグラスで乾杯。
空気も澄んで月も綺麗で....そんな夜はのんびりまったり「おうち飲み」はいかがですか。日常使いもできるアンティークなデキャンタやグラスを用意すれば、趣ががらりと変わります。美しい色柄、手応えのある重さ、細やかな造形にも目を配る。その時代の歴史や文化に想いを馳せながらいただくワインは格別の美味しさです。
▪ バカラ エナメル彩花文デキャンタ 税込 77,000円(写真:左)
青色ガラスに金彩などで花を描かれたオールドバカラ。フォルムの美しさにも目を奪われます。
▪ サンルイ マスネ ワイングラス 税込 27,500円(写真:右)
フランスにて、王侯貴族に愛され続けた老舗のクリスタルガラスブランド。写真の品は1930年代のカタログにも掲載されている『マスネ』というシリーズ。ロココからのロマンティックなデザインです。

世界の美術品をリーズナブルに品揃え。ガレ・ドーム・マイセンやボヘミアングラスなどの西洋アンティークを中心に、東洋古美術・絵画・作家物などを取り揃えています。焼き物、ガラスのほか、ジュエリーはブローチ、ネックレス、ブレスレットなど実用品として、鑑賞用としてどちらも愉しめるのがうれしい。店主との会話を通じて、美術品の裏側にある歴史や時代背景を知ることで、アンティークの世界への興味が深まります。
ギャラリー アーデル(古美術・絵画)
ヒルトンプラザ イースト 3階
※お問い合わせは TEL : 06-4796-7082
※掲載価格は、2021年9月現在のものです。