-
2022.03.16
知っていれば安心! オトナのBAR入門
BARのイメージというと「ドラマのワンシーンのようにちょっと一杯」「大切な人と過ごす特別な日に訪れたい」など、楽しみ方は色々です。一方で、足を運んでみたものの「どうやって楽しんで良いか分からない」と、BARの世界から足が遠のいてしまっている人もいらっしゃるかと思います。失敗しない最初の一杯やお店でのマナー、カクテルの歴史など、改めて訪れてみたくなる基礎知識をヒルトンプラザ イーストB2Fにある老舗BAR〈バー・サンボア〉のバーテンダー三宅さんに指南していただきました。

オーセンティックバーとショットバーの違いとは?
実は、「オーセンティックバーはこれ!」という明確な定義はありません。直訳すれば「本物の」という意味があり、専門知識のあるバーテンダーがいて、本格的なバーカウンターがあり、落ち着いた雰囲気を愉しむお店という感じです。一方で、「ショットバー」はグラス1杯単位(1ショット)でお酒を売るところを意味しています。イメージとしてはカジュアルな雰囲気で、若者でも入りやすい雰囲気のお店が多いと思います。
とても定義しづらいのですが、一番の違いはやはり“お店の雰囲気”の違いかもしれません。
気をつけるべきドレスコード、マナー
例えば “サンダルや半ズボンの方は入店禁止”というお店は北新地などの一部のBARにはありますが、最近は少ないと思います。当店は服装に関しては自由といえますね。マナーに関していえば、お店の雰囲気を楽しみに来られているお客様が多いので、必要以上に大きな声で喋ったり、カウンターで長電話したりなど、静かな雰囲気を崩さないのが大人の礼儀といえます。
ショートカクテル、ロングカクテルの違いは何ですか?
大きなグラスに入ったお酒を「ロングカクテル」といいます。代表的なお酒はハイボール、ジントニックなどで、この辺りはお酒に馴染みのない方でもよくご存知かと思います。逆三角形の足つきのグラスに入ったお酒が「ショートカクテル」。炭酸で割ったりしないので、アルコール度数は高め。どっしとした味わいを楽しめます。「ロングカクテル」は大きなグラスに氷が入り冷たさをキープするので、時間をかけて飲んでも大丈夫。一方の「ショートカクテル」は注いだ時が完成で、ぬるくなったりする前に”三口で飲むのがベスト”といわれています。
最初の一杯でおすすめのドリンクは?
簡単にいうとお寿司屋さんで、まずは味の薄い白身を頼む感覚ですかね。アルコール度数の低いものから徐々に度数を上げていくのが良いですね。
おすすめは、季節によって変わります。暑い日は“ビール”をぜひ。「BARでビール?」と思われるかと存じますが、専用サーバーがあったりボトルで楽しめたり、お店ごとにこだわりがあるので意外におすすめです。冬は、ホットカクテルを飲んで体を温めて。果物が豊富な春や秋は、フルーツカクテルをご注文してみてください。
知っているとスマートなカクテルを教えてください
カクテルの王様といえば「マティーニ」です。ジンとベルモット2種類のお酒を混ぜるだけの、極めてシンプルなレシピ故に、お店によって色々なマティーニが楽しめます。ドライ・ジンのキリッとさわやかな風味の、大人な味わいが魅力のカクテルです。ちなみに『007』シリーズのジェームズ・ボンドが注文するのは「ボンド マティーニ」といわれ、ジンではなくウォッカに置き換えたものです。

「マティーニ」と対になる、カクテルの女王といえば「マンハッタン」です。ウイスキーとベルモットを用いチェリーを飾った、少し甘口な味わいです。1876年、アメリカ大統領選挙の候補者支援パーティーにて、チャーチルの母親が振る舞ったというもの。パーティーを行った場所がマンハッタン・クラブというお店であったことが、このカクテル名の由来となっています。
当店の「マンハッタン」の特徴は、国産の佐藤錦をリキュールで漬け込んだ手の込んだチェリーを使用しているところ。お酒の味をしっかり感じられます。
▪ マンハッタン 税込 1,430円

そして〈バー・サンボア〉の名物といえば、氷を入れないハイボールです。サントリー角瓶のダブル(60cc)を注いだ後に、ウィルキンソンの炭酸水(190cc)を一気に注ぐ。香り付けにレモンピールをグラスの上から振りかけるのが特徴です。100年くらい前からこのスタイルで作ってきた歴史あるカクテルであり、強すぎない炭酸で、すっきりと飲むことができますよ。
▪ ハイボール 税込 990円

1918年に創業した洋酒BAR「サンボア(SAMBOA BAR)」。独自の暖簾分け制度により東京、大阪、京都、神戸に15店を展開し、計12名のマスターがそれぞれに個性が違う「サンボア」を営む。ヒルトンプラザの〈バー・サンボア〉は今年で36年目。椅子やテーブルは創業当初のものを使用し、レトロな趣を大切にした本物志向のBARとして人気です。戦前と変わらずダブルでご提供するハイボールはもちろん、細やかなご要望や趣向に応えて作るオリジナルカクテルなど、ここでしか出会えない一杯とくつろぎに出会えます。
不定期で、ウイスキーの新商品のディスカウントキャンペーンを開催しています。また毎年初夏には、自家製のさくらんぼにチーズを添えた季節のメニューを販売しています。
バー・サンボア(バー・喫茶)
ヒルトンプラザ イースト 地下2階
※お問い合わせは TEL : 06-6347-7417
※掲載内容は、2022年3月現在のものです。